| サラリーマン大型二輪免許取得大作戦 |
第18話 〜 ついに卒検! 結果は如何に?〜
私の通っている教習所の検定実施日は、毎週木曜日と土曜日の2回で、仕事は基本的に土日が休み。土曜日に受けても良かったのだが、こうなったら1日でも早く免許を手にしたいし会社の上司の応援もあって、平日の木曜日、有給休暇を使ってチャレンジする事となった。
まずは全員集まってのオリエンテーション。大型の受験者は私一人だけだった。ちょっと心細い。殆どの人は普通二輪で、なかには女性もいる。オリエンテーションの内容は、「検定コースの抽選」「検定の採点基準の説明」「コースの再確認」と続く。
コースは抽選の結果「1コース」となった。早速コース図とにらめっこ。コースを頭の中に叩き込む。コース間違い事体は減点の対象とはならないが、基のコースに復帰するまでの間も検定対象となってしまうので、間違えないに方が良いに決まっている。『分からなくなったら右手を挙げて下さい』との教官の言葉で少々安心した。
その時、不意に携帯電話にメールが入った。会社の上司(実はこの人もハーレーオーナー)からだ。『検定の様子を写真撮影しに行こうと思うが、何時頃行けば良いか?』だって.......。わっ!!応援団が来るのか。何も仕事中にわざわざ来なくても.......。トンデモナイ上司だ。しかし尚更ブザマな事は出来ない。余計なプレッシャーを感じてはイケナイので丁重にお断りしようかと思いつつ、『それじゃ12時15分頃にお願いします。』と返信してしまった。私ってお馬鹿。
その後もコース表とのにらめっこは続く。あっという間に時間は過ぎて行きついに検定がスタート。大型は私一人。私の順番がきた。
半周のウォーミングアップ走行後、「1コース」を走り始めた。「踏み切り」「坂道」、えーっと次は、・・・・あれ?違っているような気がする。その時、検定員の声が監視塔横のスピーカーから鳴り響いた。『コース間違ってないかー?』。はい、間違えてました。素直に右手を挙げて、正しいコースを教えてもらう。
信号で止まっている時に足が震えているのが分かる。ギクシャクガチガチのまま、パイロンは跳ね飛ばすことなく、一本橋も脱輪することなく、無事完走を果たした。ただ、完走したからと言って合格とは限らないとの事。結果が気になる。
あれ?そういえばさっきメールを送ってきた上司が来ていないな。そこへ再び携帯電話にメールが届いた。『急用が出来で行けなくなった』との事。人騒がせな上司だ。『つい今しがた終了したところです。』と返信して他の受験者の走りを見る。「クランク」でパイロンにヒットした人、「急制動」で転倒してしまった人、『減点超過ね』と検定員に言われた人。数名の方が無念な結果となってしまった様子。そういう私自信は「合格」している事をただひたすら神に祈るのみ。人間やっぱり最後は神頼みでしょう!?
全員の検定が終わったところで検定員からのワンポイントアドバイスをもらう。「安全確認が甘いなー。もっとしっかり首を振って安全を確認しよう!」「左折が大回りになるなー。もっと小さく曲がれるように!意思要」どこかで聞いたことがある言葉......。普通二輪の卒業検定の時と全く同じ事を言われてしまった。これからのバイクに乗る時、一番気をつけておかなけれならない点かもしれない。
では結果発表までロビーでお待ちくださいとのことで、しばらく待機。程なく呼び出された。検定員が一言、『お疲れ様でした。ここに集まっている皆さんは全員合格と言う事で・・・・・』やったぜ!!良かったよかった、涙が出そうだ。神頼みした甲斐があった。この喜びを早速誰かに伝えたかったが、特に誰も思い浮かばないところがちょっと悲しい。結局、前述の会社の上司にメールを送信する羽目に.....。でも良かった、本当に良かった。その後手渡された卒業証明書には、しっかりと「大型自動二輪」の文字が刻まれていた。これであとは運転免許試験場に行って適性検査を受けるだけ。心浮き着、足取りもうきうき、空にも飛びたい気分だった。