サラリーマン大型二輪免許取得大作戦

第17話  〜 第2段階の見極めは? 〜

2種類あるコース表とのにらめっこが続いた。
1コースと2コース。ここを曲がって、ここで踏み切り、あそこで右折でそこが左折.....ややこしい!!覚えられない.....どうしよう......。教習の時間が近づいてくる。エエイ!こうなったら出たとこ勝負。分からなかったら素直に聞く事にしよう。と思いつつ、第二段階の教習は進んでいる。
大型教習第二段階を示す「青字に2」と書かれたゼッケンを装着しているものの、同じく「2」のゼッケンをつけている人たちに比べると、明らかに見劣りする。実際に下手だから仕方ないが、他人の運転は上手に見える。頑張らねば......
さて、ここ3〜4時間は交差点の右折と急制動でもたついている。
交差点の右折の基本は、「交差点の中心近くを通過する」というのが大原則なのだが、教官いわく「ショートカットしすぎ!」とのお言葉。
急制動では前後のブレーキのバランスが悪く後輪がロック、逆に前輪を強く掛けすぎて前輪がロックするというように、乗り慣れた人なら考えられない事が起こっている。
ブレーキの基本は「前ブレーキ→後ブレーキ→クラッチを切る」であるが、どちらか片方のブレーキを強く掛けすぎているらしい。教官も付きっきりで教えてくれるが、なかなかうまく行かない。すぐには上手にならない。
さらに新たな課題である「Uターン」の練習では、何回もバイクを転倒させた。高度なバランス走行ができるレベルではない。
結局、「交差点での右折」「急制動」「高度なバランス走行」に復習項目が付いたまま第二段階の見極めを迎えた。
「こりゃあ、延長確定だな.....」そう考えると変な雑念は消えた。肩の力が抜けた状態と言ったほうが良いかも。何もかもが上手く行った。「一本橋10秒以上」「スラローム7秒以内」「波状路5秒以上」タイム的にはすべてクリアである。40kmからの急制動も非常にスムーズに停まった。1コース、2コースを繰り返して走行していったが、自分でも何故こんなスムーズなのか分からない。リラックスした状態が良かったのかも。あわよくば第二段階をストレートで突破できるかも....。そんな期待が膨らむ。
教習を終えた控え室で教官が一言。「お疲れ様でした。卒業検定は3ヶ月以内に受けてください!」あらら、通っちゃった。ちょっと拍子抜け、本当に良いの?本当にいいのね??ヨッシャー!!延長を覚悟していただけに喜びもひとしお。このままの勢いで「卒検」へと思ったけれど受験者が多く、約2週間あとでないと空きが無いとの事。ヤバッ!今のこの感覚を忘れてしまいそうだ。でも先延ばしする訳にも行かないので、その2週間後の日に受験する事にした。
もう大型免許は目前にぶら下がっている。あとは検定の時に大きなミスをしないように心掛けるだけだ。