サラリーマン大型二輪免許取得大作戦

第16話  〜 そして第2段階 〜

仕事との両立に苦労しながらも、一歩づつ教習は進んでいる。
ただ、普通二輪と大型二輪のギャップには、教習のたびごとに驚かされる。
一本橋で10秒を越えるごとに落下。クランクでふらついてパイロンにヒット。急制動では後輪ではなく前輪がロックして怖い思いもした。
普通二輪の教習時を思い起こしてみてもそんな事は無かった。なのに何故.....。正直なところ乗るのが恐くなって来た。
さて本日は一段階の見極め。教習手帳には復習項目がたくさん列挙されている。特に直線と曲線のバランスの取り方が、このところ3時間ずっと残っている。俗に言う「一本橋」と「スラローム」である。
一本橋は10秒以上を気にしすぎてしまい、渡りきれずに落下。スラロームはどうも大回りになりタイムオーバーになってしまう。
「駄目だろうな.....」という気持ちで教習はスタート。決められたコースを走る。ちなみに第一段階では「踏み切り通過」と「波状路」は無い。まずは外周。乗るというより「乗られている」と言った方が良いのだろうか?
「クランク」でバランスを崩し左足をつく。普通二輪ではこんな事はなかったのに.........。そして落下。「あちゃ〜」すると教官が一言、「ニーグリップが甘い!!しっかりとタンクを挟むように!」。頭ではわかっていて膝が痛くなるくらい踏ん張っているつもりだけど甘いみたいだ。何故できない?慣れが必要なのか?それともセンスの問題なのか?こんな状況のまま教習は進んでいく。もちろんの事教官の目も厳しい。
何回もコースを走ったものの、全くもって完璧な走りはできず教習は終了。控え室で教官を待つ。
しばらくして控え室に入ってきた教官はニコニコしながら一言「もうちょっと頑張ってもらいましょう。」延長講習決定の瞬間.........。だが、実のところショックは少なかった。教習を受ける前から何となく分かっていたような気がする。最大の理由は、3週間ぶりの実車教習でイキナリ見極めを受けるのは、やはり無茶だったようだ。しかし、やっぱりショックは隠せない。
次回の突破をねらい、一番近い空き時間に予約を入れて下校する。通学用の400CC(中古で買ったXJR)では何の苦労もないのに.......。何が違うのだろう.......。苦悩の日々を過ごした。そしてチャレンジの日。
いつも通りの「取り回し」からスタート。ウォーミングアップ後、コースを走行。何故かしら気分がいい。気分的にも何か吹っ切れたような気もする。実はこの日、下手ながらも一本橋は完走。フラフラになりながらもパイロンに当たることなくクランクも通過。やや大回りではあるけれど、スラロームも規定時間内で通過する事ができた。
この感覚を身に付ければよいのだが、その日によって出来、不出来があるのは実力が安定していないからか?フラツク事はあっても「コケル」「足つき」は無し、教習は順調に進んでいった。
気分の問題かもしれないが、この2・3日ですごく上手になった気がする。いや、確実にうまくなっている。今回は期待大である。
教官から厳しい指導も無く終了。教習手帳を返却してもらう。その時、教官が一言「次の段階、行きましょう!」OK!!第一段階突破である。延長は一時間で済んだ。次からは第二段階。最短であと7時間。あと7回乗れば卒業検定が受けられる。
大型自動二輪免許は射程内に納めた。そろそろ、どの車種(もちろんハーレー)を買うか検討に入ろう!(気早過ぎか?)