| サラリーマン大型二輪免許取得大作戦 |
第13話 〜明石へGO!!〜
当初の予定では、夏ごろには大型を乗りまわしているはずであったが、全くもって予定は未定。
ずいぶん遅れて普通二輪免許を取得する日がやってきた。
クルマの免許を持っているので、ペーパーテストは免除。
教習所でもらった卒業証明書と免許申請書を片手に行けば、視力検査と講習だけで免許がもらえる。
ただし、ペーパーテスト免除者の受付時間は、平日のPM1:00から1:30までの30分間しかない。
遅れたらアウト。また明日来てね状態になる。
しかたがないので、朝2時間だけ出勤し11時に早退、そのまま運転免許試験場へ向かうこととした。
ちなみに、兵庫県の運転免許試験場は、明石海峡大橋と、東経135度の子午線が通ることで有名な
兵庫県明石市にある。
11時に会社を出て、ワイシャツにネクタイ姿のまま試験場へ。おっとその前に申請書用の写真を撮らなければ。
試験場のそばにある写真屋でパシャッ。2枚で500円は高いのか安いのか・・・。1枚しか使わないのに・・・。
そんなことを考えつつ試験場入り。受付開始の1時間以上前に着いてしまった。
夏休みということもあり、ロビーは若い人達でごったがえしている。しかも、たいていの人が茶髪、もしくは金髪。
あちこちでしゃがみ込んでいる。何だか場違いなところへ来てしまった感じ・・・。着替えてこれば良かった・・・。
周囲に暇つぶしする場所もなく、ただひたすら受付開始を待つ。時間の経つのが遅い。昼食時なので食堂は大混雑。
昼ご飯は後回しにしよう。ベンチに座って待つこと1時間弱、ようやく受付開始。
手数料を支払い、適性検査へ。おまわりさんの前に5、6人集まって両手を上に挙げて親指から1本ずつ折り曲げていく。
全員難なくクリアして続いて視力検査。
おまわりさんが一言、
「じゃ、○○君来て。」
チョット唖然とした。老いも若きも男も女も関係なく全員に『君付け』で呼び入れていく。
さすがは、おまわりさんと言った感じを受けつつ、視力検査を受ける。・・・きわめて事務的にことは進んだ。
これで一通りの免許申請手続きは終了。続いては講習であるが、約1時間ぐらい時間が空く。
おなかもすいたことだし、ここでお昼ご飯にしよう。
時間をずらしたということもあり、食堂はガラガラ。ひと昔前の学生食堂を思わせるような雰囲気の食堂で
ざるそばをすする。昼下がりのテレビには、いつものようにみのもんたが生電話中。これまたいつものように
電話の相手に説教をしていた。・・・待ち時間が多くてだんだん退屈になってきた。
さて、続いての講習であるが、これは、午前中のペーパーテストに合格した人達と一緒に受ける。
講習といっても、映画やビデオを見るものではなく、この後の予定や写真撮影の注意点、交通安全協会の活動についての
パンフレットをもらう。約45分の講習後、写真撮影に入る。そしてまた待ち時間。・・・だんだん眠くなってきた。
こんなに待たされるとは・・・。午後から1日つぶれるとは聞いていたもののチョットうんざり・・・。
これと言った暇つぶしの場所もなく、ベンチに座り技能試験コースを眺める。思った以上に飛び込みで来ている人が多い。
大型トラック、バス、もちろん普通乗用車、見た感じ上手そうに見える。そんな風景を眺めつつ、けだるい雰囲気の
時間が過ぎていく。やっぱり退屈だ。
どれぐらいの時間が経ったのだろうか、やっと免許交付の時間がやってきた。古い免許証と引き換えに新しい免許証を
もらう。これをもらう為にどれだけの苦労をしてきたことか・・・。4ヶ月間の熱い思いが涌き出てくる。
初めてバイクに乗った日の感動、コケたバイクを引き起こす重み、雨の中の教習、予約が取れず悶々とした日々・・・。
今、バイクの世界の知らなかった人間に一つの扉が開いた。
もらった免許証は、今では当たり前の大きさになったカードサイズ。免許の種類の欄には、しっかりと
『普自二』と書かれている。・・・いやよかった、本当によかった。今日から公道でバイクに乗れる。
以前、すでにバイクは確保済と書いたが、免許を取る前に400CCのバイクを安値で買っていた。およそ2ヶ月くらい
駐輪場に置きっぱなしにしていたが、これで晴れて公道デビューが果たせる。
どこへ行こう、といっても夜だし、あまり遠くへは行けない。とりあえずガソリンを入れに行くことにしよう。
生れて初めてのツーリングは、ガソリンスタンドに寄ってから六甲アイランドを1周するだけの
非常に短いものであったが、人生はまだ先が長い。この後には大型二輪の教習も控えていることだし、
おいおい楽しんで行くことにしよう。
大型二輪免許取得大作戦の第1段階は、どうにかこうにか無事かどうかよく分からないが、とりあえず終幕ということで・・・。